オフィスに戻ると、先輩が驚いたように私を見た。
「早かったわね」
「はい……先輩。先輩って夢、なんですか?」
先輩は目を伏せがちにキーボードから手を離し、小さく言った。
「……私はもう満足」
「え?」
「大好きな服に囲まれて、服が好きなことしか取り柄がない私を充分に活かせれる仕事につけてるだけでいい」
こんなに熱く語る先輩は初めて見た。
先輩のパソコンの画面には、おそらく先輩考案の企画の企画書。
「……なによ、その顔」
「いえっ、素敵です」
「……あんたは?なんかあんの?」
「……悩み中です」
プロのスタイリストになること。
もう一つは
「専属の、スタイリストになること」
「へえ。誰の?」
「……内緒ですっ」
「うわ、期待させといてそれ」
「ふふ。いつか先輩に自慢できるように頑張ります」
「ふーん。で?」
「で?」
「誰の?」
先輩の口角が上がる。
「早かったわね」
「はい……先輩。先輩って夢、なんですか?」
先輩は目を伏せがちにキーボードから手を離し、小さく言った。
「……私はもう満足」
「え?」
「大好きな服に囲まれて、服が好きなことしか取り柄がない私を充分に活かせれる仕事につけてるだけでいい」
こんなに熱く語る先輩は初めて見た。
先輩のパソコンの画面には、おそらく先輩考案の企画の企画書。
「……なによ、その顔」
「いえっ、素敵です」
「……あんたは?なんかあんの?」
「……悩み中です」
プロのスタイリストになること。
もう一つは
「専属の、スタイリストになること」
「へえ。誰の?」
「……内緒ですっ」
「うわ、期待させといてそれ」
「ふふ。いつか先輩に自慢できるように頑張ります」
「ふーん。で?」
「で?」
「誰の?」
先輩の口角が上がる。

