Hope Your Dream

袖がシフォン素材のショート丈のトップスを着て、両耳の下あたりでお団子をする。

スポサンにソックスを合わせて履いて、今日はいつもの黒のリュックじゃなくてミニリュックにした。

少しでも、望くんに可愛いって思ってもらいたくて。

母の「今日は気合い入ってるわねー」って、茶化してくる声を適当に流して、玄関を開けた。


通勤ラッシュの少し手前の時間。

今日はいつもに比べると人数が多い気がするけど、全く気にならなかった。

単純。

今の私にはそれがぴったりだと思った。

望くんに、さりげなく気持ちを聞いてみるのもいいかもしれない。

ただし、私にそれができたらの話だけど。

先輩と付き合ってたらどうしよう。

前、必死に弁解してた望くんを思い出して、胸がきゅうっと疼く。

付き合ってない。

きちんと言葉にして、聞きたい。

そう思ってしまうのは、欲なのかな。