飛べない鳥に、口づけを。






運ばれてきた料理は、樹さんの言う通りすごく美味しかった。

派手さはないが、美味しい家庭料理のようだった。

美味しい料理に素敵な樹さん、夢みたいな時間を堪能する。





「樹さんがサッカー選手だなんて、知りませんでした」



あたしの言葉に、



「うん。知らないだろうなって思ってた。……敬語」




樹さんはわざとらしく指摘をする。

それでいちいちハッとなって飛び上がった。