「祖母の背中に出来物が出来て皮膚科で取ってもらったのですが、薬をたくさん処方されて。
飲み合わせは大丈夫かなと思って電話しました」
「そっ……ハァ……そうですか……」
あー……もう、何やってるんだろう、あたし!!
こんなにハァハァ言ってたら、変態だと思われてしまう。
そう思うが、この上がる息をどうすることも出来ない。
受話器を持つ手も震えてきて、治療が必要なのはあたしのほうだ。
だが、電話の向こうの樹さんは、容赦なく爆弾を落としてくる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…