樹君に恋をして、自分がこうも変わるなんて思っていなかった。
イケメンアレルギーを克服して、仕事にも前向きになれて、そして、全身で樹君に狂っている。
樹君の力は凄い。
「あたしこそ、ありがとう」
真っ赤な顔のまま樹君に告げる。
「今日は……その……すっごく楽しかった」
樹君は目を細めてあたしを見る。
その無邪気な笑顔から目が離せない。
どうか、このままずっと樹君といられますように。
樹君がアスールに復帰出来ますように。
そして、贅沢すぎる願いだけど……
樹君が少しでもあたしを好きになってくれますように。