「あら、慎吾くん。良いわよ!」

そうにこやかに答える桜さんの声を聞いて私の隣に座る慎吾くん。


「次は一緒だよね?」

そう聞いた私は桜さんの美味しいお弁当を食べてる。
この金平美味しい!

里芋とイカの煮付けも美味!

夢中で食べていると


「次は必修だもの一緒よ!それにしても洋子ちゃん美味しそうに食べるわね。」

そう言う慎吾くんのお弁当もとっても美味しそうである。


慎吾くんも手作りお弁当。

おネエ系な慎吾くんは家事能力も抜群でかなりの女子力がある。

メイクも服も綺麗なお姉さんって感じだけど、私が倒れた時は軽々と抱えて隣の病院に連れてってくれたらしい。

パワーは男子なのよね。

「桜さんのご飯美味しいもの。すっかり甘えて主食のおにぎり位しか持ってこなくなっちゃったよ」

そう苦笑しながら返すと

「ほら、洋子ちゃんの好きなミニハンバーグよ?はいあーん!」

「あーーん!」

んーー!美味しい!
和風で甘辛のタレの掛かったハンバーグ美味しい。


「慎吾くん、今度これのレシピ教えて!!」

「良いわよ!洋子ちゃんも料理上手よね。」


「んー、必要に迫られると人間何とかなるよね!」
「まー、そうとも言うわねぇ。」

「あんた達若いのに身も蓋もないわよ!」

こんな感じで世代の違う3人だけど友人として仲良くキャンパフライフを過ごしている。