「あの・・・」

そう私が声を上げると


「「「ん?」」」

綺麗な3人が振り返った。

この家族美形揃い。


「私は両親も他界してて、親戚も居なくて天涯孤独の小娘です。そんな、私が世間で名の知れた有名企業の社長である守さんの相手で良いんですか?」

卑下する訳では無いけれど、あまりにもあっさり認めてくれて結婚の流れになってる事に驚きしかなくて訊ねる。

「洋子さん。うちは代々恋愛結婚なんだ。結婚は愛する者同士でする事。これも、細井家の家訓でね。だから子どもが選んで連れてきた相手に否やは無いんだよ。」

そうにこやかに答えてくれたお父様

「それにやっと30超えた息子が連れてきた相手なんですもの。ずっと待ち望んでたお嫁さんが来てくれるのに反対なんてする訳ないわ!ずっと娘が欲しかった私は大歓迎よ。」

うきうきした様子のお母様もそう言ってくれた。

「洋子、僕は会社で働く洋子の人となりを見て好きになったんだよ?それに早く結婚して洋子は、僕の物って確たる形にしたいって思ってるんだ。細井家の家訓は即断即決したなら即行動だ。」

そう言って手を繋いでくれる守さん。


「一生大切にすると誓うよ。だから僕のお嫁さんになって細井洋子になって下さい。」

真剣な顔で言った守さんは私の返事を待っている。


「はい、私で良いなら。よろしくお願いします。」


こうして顔合わせからトントンと入籍の流れになり

婚姻届を書いて、保証人欄はご両親が書いてくれた。