何度も何度もシャッターを切っても 納得がいくのは ボールに合わせた時だけ。 良いのが撮れなかったら、 お父さんが日本に帰っていることが バレてしまう。 そう1人考えていると 「危なっ」 コートの方から私の方に 誰かがそう言う声が聞こえた。 「?」 振り返ると 目の前には太一君の背中。 そして宙ににあがるバレーボール。 もしかして私の方に、 スパイク、来てた?