*** 「じゃあ、もう 半年くらいになるんだね~ いいなぁ~」 なぜか朱理が照れた仕草をする。 「朱理は、いないの?彼氏…」 「んー…いないよ~。 あたし、モテないんだよね~。 ごらんの通りサバサバしてて、 仲いい男の子は多くても 女の子に見られなくて」 「そんなこと、ないと思うけど… 朱理が気づいてないだけなんじゃ」 朱理が女の子に見られないなら、 あたしは一生無理だと思う。