傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕



***

「じゃあ、もう
半年くらいになるんだね~

いいなぁ~」

なぜか朱理が照れた仕草をする。



「朱理は、いないの?彼氏…」


「んー…いないよ~。
あたし、モテないんだよね~。
ごらんの通りサバサバしてて、
仲いい男の子は多くても
女の子に見られなくて」


「そんなこと、ないと思うけど…
朱理が気づいてないだけなんじゃ」


朱理が女の子に見られないなら、
あたしは一生無理だと思う。