教室のドアに背を向けて座っている私。 六つの机をくっつけて班の形にしている。 私の横に蓮見くん、蓮見くんの前に座った瓜生先輩。 そして私の前に座ったのは …………成瀬、先輩。 「────あ、」 私の顔を見て呟いた。 「こないだの怪我、大丈夫……?」