「……分かったよ、ハンサムボーイ。俺とギルバートは本部に向かう。さっきから本部に無線を繋いでるんだが、一向に出る気配がねぇ。住民を救出でき次第、俺に無線で連絡をよこせ。現状報告と指示を仰いでから、急いで本部から住民救出の応援に向かう」


「了解」

銃にガチャンッと弾を込め、ジェフは悲鳴の聞こえた方向に身体の向きを変えた。


「ジェフ! ……死ぬんじゃねぇぞ」
「生きて合流しろよな!」


仲間の声にコクリと頷き、ジェフ=パーカーはその場から離れて行った。