「いいんです! それより、これ。」 私は紙袋を渡す。 「お誕生日の時プレゼント渡せなかったので……」 幸人さんは中を見て驚いた顔をする。 「この前言ってたの、覚えてたの?」 「もちろん!」 幸人さんは柔らかい笑みを浮かべて、私の頭に手をのせる。 ドキンッ ポンポンと頭を撫でた手が離れる。 一瞬……一瞬、心が高鳴った。 手が離れる時、寂しいと思ってしまった。 私どうしたの?