ピリリリリリ ピリリリリリ その時、カザマの携帯電話が鳴った。 「カザマだ。 ・・・・・・・・ なんだと!?」 電話を耳にあてながら、 カザマの表情が凍り付く。 「・・・・分かった。 すぐに私たちも捜索にあたる。」 カザマは乱暴に電話を切った。 「何かあったんですか!?」 「サカグチが・・・留置場から脱走した!」 第6章 完