「うーん、あとは現社と世界史と古文か~。
出たくないのばっかだなぁ…。
よし!帰ろう~♪」



世界史はカタカナばっかで訳分かんないし、
現社と古文は意味不明なうえに眠くなる。



正直、めんどくさい。



初めてサボったのは2ヶ月前。
6限目の数学の授業だった。



いけない事をしている様で…
ってゆーか、本当はいけないんだけど。



皆が授業を受けている時に帰るという状況に
少し後ろめたさを感じながらも、
なぜか胸が高鳴っていた。



それからはサボる事が当たり前のように感じていた。



「じゃあ、一緒に帰ろぉ~♪」



私達は荷物を持ってくるために、
それぞれの教室に戻る。