そんなのいらない。【完】



ヒロトと別れてから、異様に広いと感じたベッド…。

寝室は使えなくなった…


だから、小さいシングルベッドを買って、私はリビング横の部屋に自分の空間を詰めた。



『つぅか、理恵んちってマヂ金持ちだよなぁー!家具もいいモンばっか!』


「今更気づいたの?(笑)」

『てめぇ(笑)』



「ワインからでいい?」


『おぉ!』


私は白ワインのボトルにグラス、ワインクーラーを用意した。


『乾杯♪』
「乾杯♪」