「ちょ、花ちゃん!あんた仮にも生徒会副会長じゃん!!」 スマホで音楽を聴き始めた花ちゃんの耳からイヤホンを引っこ抜いた。 みるみる不機嫌になっていく花ちゃんにそれでも御構い無しに話しかける。 「そんなの名前だけよ。大体ここの学校あったま悪いのに何でそんな勉強必死にする必要あるのよ」 悪態をつく彼女を本気で殴りたいと思った。