大嫌いなあなた


「…どう、言う事?」

今日の気温は暑くもなく寒くもなく、丁度いい気温なはずなのに、手にはほんのりと汗がにじむ。

「俺だってわかんねえよ」

壁にズリズリと背中を預けて座り込んだ大吾に、前髪をかきあげる花ちゃん。

「なんで…安浦、なんで辞めちゃうの!?」

いきなり大声を上げた花ちゃんに視線を向けると、花ちゃんと視線が交わった。