息を吐くと同じく当たり前に、世間は弱虫に手を貸す。 食べると同じく当然に、世間は弱虫を助ける。 でも、優しくない弱虫じゃない人間には世界はどこまでもどこまでも遠い。 遠いんだ、冷たくさえもしてくれない。 決して交わらない遥か彼方、そこには甘やかしもなにもない。 手なんか届くわけもなく、息すらもかからず様子さえも伺えないくらいに遠い。