さて、私達はどこへ向かうのだろうか。 みんなをあの人から守らなければ私は… 自分の未来へ進めない。 「もしもし、綾乃?」 「思ったより早かったねリンリン」 綾乃は幸せそうにふふと笑う。 後ろからは麗央の声や忍の声も聞こえる。 「今からそっちに行く、着くのは10じぐらいになると思う」 「うん、わかった。 待ってるね〜」 自分の幸せを願えない。 そんな私は劣等品。