・ ・ ・ 「どうしてみんな離れていくの。私だって愛されたい。1人は嫌だ……」 俯いていると床にポツポツと水が溜まっていく。 視界がボヤけて何も見えなくなる。 このまま何も見えなくなってしまえばいいのに。 「……君はあの子のことが大好きだったんだね……」 彼は静かに諭すように言った。 「……違う!私はあの子が大嫌いだった!私達はなにも変わらないのにいつもあの子ばかり。友達も彼氏も…遂には両親だって!!」