けれどそこへ現れたのは彼。 私たちの世界を全て狂わせた。 嫌いだった。大嫌いだった。 「僕はあの子のことが好きなんだ。協力してくれない?」 「……うん。もちろん」 私は視界にもいれてくれなかったくせに。 遠慮がちに顔を赤くして言われたその言葉。