「歩保。大学のサークルで出会ってから、今までいろんなことあったけどさ俺は歩保がいたからここまで生きてこれたんだ。まぁ、悩みとか相談しなかったことはあやまる。ごめん。だけど、俺はこれからも歩保の側で笑っていたいて思うし、楽しい家庭を築きたいとも思ってる。だから‥俺についてきてください。結婚してください!!」


そう言って圭太は懐から指輪を出してきた。


「う‥嘘でしょう?」


「嘘なんかじゃない。俺は歩保とこれからの未来を一緒に歩みたいて思ってる。」


私はおそるおそる指輪の箱に手を伸ばした。


「圭太‥。私のことをこんなにも想ってくれてありがとう。私も圭太との未来を歩んで行きたい。これからも、よろしくね。」


「よしっ!!」



圭太がガッツポーズをする。


「本当にこんなに嬉しい誕生日は初めてだよ。」


私の目には涙はなかった。


だから、圭太に私の感謝を伝えるね。



「圭太。私と出会ってくれてありがとう。私は圭太のこと愛してます。」




私にとって誕生日は最高の思い出だよ。