「みーゆ!」
寒さも強まる2月のこと。
朝、後ろから抱きついてくるのはクリスマスイブに別れを告げたはずの彼氏。
「ちょ、ヒロー」
慌てて後ろから伸びてきてるヒロの腕を離す。
「ちょっとくらいいいじゃんー」
なんて頬を膨らましてくれたって、騙されない。
「彼氏でもない人とベタベタはできません」
「元彼じゃん」
「元でしょ」
ヒロとはこんな毎日をいつも過ごしてる。
「なぁ、14日と25日の帰り一緒に帰ろう」
「え?」
馬鹿なあたしでも、その日に何があるのかはわかる。
バレンタインとヒロの誕生日。
やってくる前に終えてしまったから1度も迎えられなかった。
「どうしても一緒に過ごしたい。ダメ……?」
「……少しなら」
ヒロのつぶらな瞳に弱いあたしはあっさりと負けてしまう。
「そこからまた俺たちの愛が復活するかもしんねーしな」
「それはないです」
今にも抱きついてきそうなヒロを辛うじて寸前でとめる。
寒さも強まる2月のこと。
朝、後ろから抱きついてくるのはクリスマスイブに別れを告げたはずの彼氏。
「ちょ、ヒロー」
慌てて後ろから伸びてきてるヒロの腕を離す。
「ちょっとくらいいいじゃんー」
なんて頬を膨らましてくれたって、騙されない。
「彼氏でもない人とベタベタはできません」
「元彼じゃん」
「元でしょ」
ヒロとはこんな毎日をいつも過ごしてる。
「なぁ、14日と25日の帰り一緒に帰ろう」
「え?」
馬鹿なあたしでも、その日に何があるのかはわかる。
バレンタインとヒロの誕生日。
やってくる前に終えてしまったから1度も迎えられなかった。
「どうしても一緒に過ごしたい。ダメ……?」
「……少しなら」
ヒロのつぶらな瞳に弱いあたしはあっさりと負けてしまう。
「そこからまた俺たちの愛が復活するかもしんねーしな」
「それはないです」
今にも抱きついてきそうなヒロを辛うじて寸前でとめる。