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「へー!電話の彼と織田、友達だったんだ」



次の日の朝。
一緒になったかすみに昨日の出来事話す。



「いやー友達だからとかじゃなくて、心結のこともう奪っちゃえばいいのに」



ヒロのことが嫌いなかすみは一気に悠貴の味方に回る。



「そんな簡単な問題じゃないでしょ……」


「だいたいなにが〝マネージャーいないから〟よ!いたんじゃない」



怒りが収まらない様子のかすみは拳を握り締めてる。



「あれは来ないって言ったのにあっちがきたから……」


「でも、心結が来てるんだから二人でどこか行ったり手繋いで出てきたりはおかしいよ……」


「うん……」



でも、もうすでに慣れてしまったあたしはそのへんの感覚が麻痺してるのかもしれない。



「心結がアイツと別れないのって情?」


「え?」


「だって、もうよくない?」