「本当は遠征から帰ってきたら心結に連絡して、別れるなんて取り消そうと思ってた」
『……え?』
心結と別れたいなんて、あんなの次の日には消えてた。
だから、遠征から帰ってきたらすぐに会おうとしてた。
「でもさ、神様ってのは意地悪なんだよ」
遠征も終わろうとしてた頃。
マネージャーをしてた千聖と買い出しに来ていて、帰るときのことだった。
男2人組が千聖を襲おうとしたのは。
俺は、千聖の身を守ろうとした。
でも、男のもっていたナイフが俺に向けられた時それを庇ったのは千聖。
あの時の千聖から流れ出る血はいまでも鮮明に覚えてる。
『……そんなことが』
「だから俺はずっと彼女のことを守りたいって思ってるんだ」
『……そっか』
でも、どうしても諦めきれないこの思い。
伝えてしまってもいいのだろうか。
ほんとはずっと……。
忘れたことなんかなかったって。
『……え?』
心結と別れたいなんて、あんなの次の日には消えてた。
だから、遠征から帰ってきたらすぐに会おうとしてた。
「でもさ、神様ってのは意地悪なんだよ」
遠征も終わろうとしてた頃。
マネージャーをしてた千聖と買い出しに来ていて、帰るときのことだった。
男2人組が千聖を襲おうとしたのは。
俺は、千聖の身を守ろうとした。
でも、男のもっていたナイフが俺に向けられた時それを庇ったのは千聖。
あの時の千聖から流れ出る血はいまでも鮮明に覚えてる。
『……そんなことが』
「だから俺はずっと彼女のことを守りたいって思ってるんだ」
『……そっか』
でも、どうしても諦めきれないこの思い。
伝えてしまってもいいのだろうか。
ほんとはずっと……。
忘れたことなんかなかったって。



