「ウワーンッ〜!!」


「おいおい、どーした?」



その子に近づき声をかけると、あっと何かを心が感じた。
あの子・・・どっかで見た気がする・・・。

女の子は彼を見ると、ぐずった声でいった。



「くまの人形がっ・・・ウッウッ・・・無くなっちゃったの」


「人形?」


自分で聞いといてなんだが、彼女が泣いているのを見ていると、なにもしていない自分に罪悪感を感じてしまう。
だが、慰めかたもわからく女の子も泣き止まない。

ああ!もう!こうゆうのダメなんだよな。
どうしたらいいんだ?

少し頭のなかで考えると、1つの考えが思いついた。

これしかないか。
まあ、気になるし・・・めんどくせーけど・・・。


「一緒に探すか!」


「ほっ…本当?」


「ああ!見つけようぜ」


彼がそういうと、女の子は自然と笑顔に戻り、うん!と頷いた。
そして、女の子と二人で探すことにした。