「涙先輩、あの、今日午後って何か予定ありますか?」

突然すぎてビックリしてしまった。

「な、無いよ!」

「今日、午後時間あったら俺、新しいラケット見たいので一緒にスポーツ店に行ってくれませんか?」


私は少し黙り込んでしまったが、



「いいよ!」


と言った。

落田君は嬉しそうに頷くと、ありがとうございます!と言った。

「じゃ、後でね。」

そういって私は落田君の元を去った。