「社長の話ってなんだろう。」



「…知るか。」



コンコンコン



「どーぞ。」



「「「「「「「「「失礼します。」」」」」」」」」



「…泉と揚葉はお眠かな?」



「…む…」



「…コクッ…コクッ…」



「起きろ無表情組!」



パチンッ



「「…起きた。」」



「えーっと、呼び出した理由は二つあって。…出てきていいよー。」



ガチャ



「失礼致します。」



「今日から君たちのマネージャー&サポートにつく、九条零クジョウレイ君だ。」



「よろしくな。」



「「「「「あー!!!!!」」」」」



「な、なんだ?」



「今朝見た人だ!」



「昨日の夜と今朝見た!」



「緋代ちゃんの彼氏…」



「…なんで?」



「まさかここの事務所の人だとは…。」



「…知り合い?」



「いや、初めて見たばっかだな。」



「噂の陣と俺よりイケメンの緋代ちゃんの彼氏かー。…確かに俺より美形かもしれない。」



「…。」



「緋代?緋代がどうかしたか?」



「ほら!緋代って!呼び捨て!」



「緋代の知り合い?あ、そういえばなんか微妙な反応してたの知り合いだったからか。」



「…緋代と何の関係だ。」



「…なんか俺嫌われてるんだが社長。」



「…おい。人の話聞いてんのか。」



「…緋代との関係?兄妹。」



「…きょう…だい?」



「そ。兄妹。」



「…え。じゃあ昨日の夜見たのも、今朝見たのも?」



「ああ、アイツ昨日家に泊まってった。」



「…だそうだよ陣。」



「煩せぇ。」



「…一目惚れか何かか。ま、恋愛に対してはマネージャーの俺からは何も言わないけど。恋は盲目。恋に溺れすぎて仕事に支障だしたら即辞めて貰うからな。」



「「「「「「「「「「「…。」」」」」」」」」」」