『あれ、ここつい最近見たような…?』
「ああ、ここはうちの事務所の練習所。」
『…あ。』
こ…ここ…前の…?!
たくさんの男子がいたところ!
お、思い出しました…!こんな近くに兄さんの家があったなんて…
しかも家にまで…あれ、でも確かあの時の人数より半分くらい少なかったような…
「ついた。鍵。」
『…あ、ああ、うん…って、兄さんも持ってるでしょ。』
「面倒臭い。」
『……。』
ガチャ
『少し早い時間だからみんな寝てるかも。兄さん、起こしてきて?』
「わかった。」
その間に私は制服に着替えるのです。
「ちょーっと!?」
『は、はい!?あ、おはようございます!』
「おはよー」
「うん、おはよ…って、そうじゃなくて!」
『どうかしたんですか?』
「このメール、何!?」
「全然気付かなかった。もっと早く気付いてあげてれば…ボソイジれたのに」
『…え?!い、いや何の…』
「恋君が教えてくれたんだよ!もーいるならハッキリ言ってよー!」
『え…?』
「ほらほら、このメールと写真!!」
『…。』
「いつの間に美形をゲット…」
『…こ、これ兄さんです。私の。』
「へえお兄さん…お兄さん!?!?」
「…顔がちょっとしか写れてないからわかんなかった。」
「え、じゃあ朝帰りは例の行為をしたからとかではなく!?」
『普通に泊まっただけです。…皆さんどんな想像を…。』