「うーんと、氷月が朝の仕事を手伝う辺りからかな!」



「つまりほぼ最初からってことか。」



「それで?母さんは何を?」



「…お母さんは、双子をたまに連れ帰ったりする。…お母さんも無理しちゃダメなんだからね。」



「え〜」



「ただでさえ母さんは病院務めなんだから。夜勤も多いでしょ、看護師なんだから。」



「ぶー。母さんだって頑張ってる緋代を少しでも癒したい〜!」



『お母さんはいてくれるだけで私の癒しだよ。』



「ホント!?わーい!」



「…ま、母さんは仕事を頑張って借金を無事に完全返済するまで頑張って貰わないと。」



「あと零兄さんも。まあ零兄さんは凄く働いてくれてるからなんとかやっていけてるよね。」



『…でも苦しいことは変わらないんだよね……。…あ、この際だからバイトを』



「緋代話聞いてた?今俺らは緋代に休めって言ってるのに、働いてどうすんの。」



『…た、確かに…。』



「…あらあら、もうこんな時間。明日が休日だからと言って夜更かししても健康に悪いわ。早く寝ましょー?」



『とりあえずお母さんは早くお風呂に入って一刻も早く由宇と沙弥の傍に居てあげて。あんまり会えないのも寂しいから。』



「…そうね。早くあの子達の元で寝ないと。…ほらほら、早く寝なさーい。」



「…おやすみ。」



「お母さんおやすみ。氷月兄さんも。」



『おやすみ。あ、お母さん、明日は仕事ある?』



「久しぶりによく寝れるわ。」



『そっか。』