「あ、そうそう、緋代って時間あるんでしょ?確か中学のとき剣道部だって言ってたよね!」



『…辞めて一年になるんですが…それに迷惑かかりそうですし。ていうか私下手ですけど…。』



「いいんじゃない。やれば。…てか下手じゃないし…むしろ上手いし…」



「あ!じゃあ兄弟でやれば!?」



「それは俺が面倒臭いです。」



『氷月だと手加減が出来ませんっ!』



「…俺死ぬの嫌です。」



「…あ〜…じゃあ私やるよ〜!言ったのは自分だし!…ガサゴソ…はい、これ!」



『わっ…!』



「着替えないでやるよ!時間ないしね!」



確かに…あと15分…



「審判は七葉くん!」



「…わかりました。」



…覗こうと思って覗いたら自分もやるはめになってしまった…



『…手加減…するべきでしょうか…。』



「しなくていいよ〜!どんとこい!」



『……わかりました。…スゥ…ハァァァ…』