「ヤァッ!!!!」



バチッバチッ



おお、いかにも剣道部って感じがしますね!!



氷月…は、どこでッ



『わ…ッ…と、あ、氷月。』



「…緋代、何やってんの。何コケそうになってんの。何しに来たの。」



『…なんか怖い。』



「そうだよね怖いよねだって俺凄く怒ってんだもん。」



『な、なんで怒ってるのかなあ…?』



「…ハァ」



『ため息!?』



「…で、何の用。」



『…氷月って試合とかしないの?』



「…まだやんないよ。一年だし。」



『でも経験者じゃない。』



「…ホントに何しに来たの。」



『わああ怒んないで!用はあるから一応!!今日の夜ご飯何がいい?』



「…なんでも。」



『……。』



「…ハンバーグ。」



『了解!あ、あと明日って由宇ユウと沙弥サヤのお迎え頼める?』



双子のことです。ちなみに男の子と女の子。



「ん、了解。…てか緋代。暇だったら剣道やってけば。しばらく暇だよね。」



『…しばらくって言ってもあと30分くらいで行かないとだけど…。』



「あ!!緋代だ〜!!!!」



『わッ…あ、七翠ナナミ。』



「久しぶりだね〜!」



『そこまで久しぶりじゃないですよ?…一週間前くらい?』



「いや〜もしかして彼氏?この子の!」



「何言ってるんですか先輩。俺、緋代の弟です。」



「え!そうなの!?きゃー!てっきりカレカノだと思ったよ〜!だってお似合いなんだもーん!」



『…確かにあんまり私達似てないですよね。』



「…ですね。」