「陣って誰もが振り返るオーラを持ってるからね。」




「てか俺の存在にも気づいてなかった。…つか兄貴と俺が同じくらいカッコイイだそうだ。」




「え、マジで?!何あの子マジ!ウケる笑」



「…でも緋代のお兄さん、マジでイケメンだよ。陣さんと同じくらい。よく芸能人に間違われるみたい。」



「そうなんだ。」



「陣と同じくらいの奴いるんだな!!」



「…歌。」



「え?」



「アイツ歌も上手かった。」



「あらあの子歌ってたの。珍しいわ。」



「そうだね!滅多に見ないよねー!!」



「お兄さんの影響とか?確か芸能関係の仕事についたみたいだよ。」



「じゃあ俺ら知ってるかな?」




「さあね。ま、七葉って人見つければいいんじゃない?割とない名字だし。…さ、そろそろ私達も帰ろ。ほら、華子。そんなに恋くんとくっつかないの。」




「もー帰るの?んじゃあまた明日ね!!バイバイ!!」