強がりな奥様






周りの女の子達みたいに
恋愛に積極的になんかなれなかった。



行き着く先は真っ暗なのに
なんて滑稽なのだと心の中では笑っていた。







彼と私が初めて言葉を交わしたのは
そんな時だった。



「つまんねえな、お前って。」


たった一言だった。

それでも許せなかった。


自分こそが正しいと信じて疑わなかった私には
全てを否定するようなその言葉が重すぎた。
それでもやっぱりどこかで周りを羨んでたのか、
その一言で息もできない程苦しくなった。



なのに私は、

「あなたには関係ないでしょう?」

そう笑って返した。