強がりな奥様









愛しい外見はそのままに


愛しい内面はもう面影すらもない。






いつでも私を気にかけてくれていたのに
今はもう目さえも合わなくなってしまった。



会話なんて私が一方的に挨拶をするだけで
彼から話しかけてくれることなんてなくなった。



仕事が忙しいことは分かっていたから
体調を崩さないように、と栄養も考えて作った弁当は
いつからか机の上に置いたまま仕事へと出ていく。



一日の出来事を話してくれていた夕食の時間も
夜中に帰る彼を待つ時間も許されなくなった。







私の、なにがいけなかったんだろうか。


私は毎日同じことを考えながら
黙々と家事を進めるようになった。