「そんなに信じられないなら、もう一回、今度は、事故だって言わせないキス、してもいい?」
っ?!
グッと顔を近づけてきた如月先輩の瞳に、私が写っているのが見えるくらい、大好きな彼の顔が近い。
これじゃ、胸がキュンキュンしすぎて死んでしまうよ。なんて罪な男なんだ。如月先輩。
しかも、してもいいか、なんて聞くのはズルすぎるよ。私が先輩のこと大好きなの知ってるのに。
「ねぇ、来原」
『待てない』そんな風に言われてるような、先輩の少し甘えたような声。
こんな先輩初めてで、もう、好きすぎて、おかしくなっちゃいそうだ。
「し、して欲しいです」
「何を?」
っ?!
なんてこと!意地悪だ!今の、先輩絶対わざとだ!
俯いていた顔を少しあげると、少し頬が赤く染まった先輩がこちらを見ている。
「き、如月先輩に、キ、ス、して欲しいです」
こんな恥ずかしいこと、自分が大好きな人に言う日が来るなんて。



