「千太との恋に賭けてみようかな」


そういうあたしと笑顔の彼。


今日、ここからはじまる。



「あ……」


「ん?」



空を見上げてあたしが漏らした言葉に千太が反応する。



「ほら、空……」


「あぁ、俺らを祝福してるみたいだな」



そんな話をしてあたしたちを手を繋いで家路へと帰る。


2人で見上げた空。
見上げた空は、とても澄んでいた。


-Fin-