授業分を終え、
ついでに今までわからなかった部分を教わって、全部終えたころにはどっぷり日が暮れていた。
時刻は19:00を回っている。
「すっかり遅くなっちゃったなぁ」
久々にこんなに遅くまで残った。お母さんに帰りが遅くなることをメールして、急いで学校の門をでると、不意に視界の片隅になにかをとらえて足を止めた。
「え……!」
隆一くん!?
正門のレンガの塀に背を預けて立っていた彼に、びっくりしてあわてて駆け寄った。
「な、なんでいるの!?帰ったんじゃ…」
制服のままだし、あれからずっとここで待ってたの?
でも軽く2時間は超えてるはずなんだけど。
「暇だったから」
「暇って…ならここじゃなくて教室に一緒にいてくれればよかったのに」
そこでふと気づく。
もしかして、邪魔にならないように気遣ってくれた…とか?



