…でも今はそれより、この人混みの中をズンズン進んでいけるこの人たち…凄い。 慣れてるのかなぁ。 梨々花「あ!まだ結構席空いてるよ!」 礼央「とりあえず座るか…あ、先輩も一緒でいいですか?」 「いや全然大丈夫!むしろお願いしますって感じ!」 また笑われてしまったけと、この人たちは今のあたしには神様にしか見えないもん。 捨て犬のようなあたしを拾ってくれた両親みたいな…。