でも今、あの重いくらいあたしのこと大事にしてくれることに安心してたんだってわかる。 「い、市井さん!!」 気がつけば、クラスの男子の数人があたしを囲んでる。 はぁ…翔がいなくなった途端これだもんなあ…。 「…何」 「これ!市井さんの好きなお菓子だよ?!いる?」 「…」 …あたしって、いつもこうやってお菓子につられてたんだ…。 子供すぎる…こんなんだから翔と心配してたのか…。