あたしはその声の方を確認すると、その女の子たちは窓の外の下の方を見ていて。 あたしのこと見えるわけないじゃん…。 はぁ…よかったぁ。 でもあたしの傷はズキズキ痛む。 翔にバレることを望んでるみたいに。 「ん?そこ痛ぇのか?…って、その傷?!…」 あたしが手首を気にしていたせいで、陽向ちゃんに傷を見られしまった。