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ある日の昼休み、あたしがまーちゃんと喋っていると、クラスの女の子に呼ばれた。
誰かがあたしを呼んでるんだって。
誰だろう?
…翔、かな…
あの日から、あたしと翔は全くと言っていいほど会ってなくて、
でもそれは気まずいからとかじゃなくて、本当に翔が部活で忙しいから。
…でも正直よかった…。
あたしどんな顔して会えばいいのかわかんないもん…。
それに最近、男子と喋るだけで手首が熱くなる。
…それで、胸がきゅうって締め付けられる。
もう〜翔のせいだっ!!
あたしは複雑な気持ちで、手首を抑えながら廊下に出ると、そこには別の姿があった。

