「もう接客とかしたくない…」
はあっとため息をついて、髪をいじっていると、ちょうどあたしの側でため息をついていた委員長と目が合う。
げ…なんだろ。
「え?今のホント?!ちょうどよかった〜はい、これ」
黒い笑みを浮かべながら渡されたのは、たくさんのチラシ。
…これって、うちのクラスの紹介チラシだよね?
「このビラ、配ってきて?もちろん、一枚も残らずね?」
「え…めんどくs…」
「ん?なに?聞こえない?」
「き、ききききこえてまっす!!!」
あたしは委員長の本気の目にビビってダッシュで廊下に出ていく。
あのひと…やばい!まーちゃんが怒ってるときより怖い…!!

