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「おめでとう、真白さん。受かったわよ!!」
文化祭、一週間前。
あたしはテストに合格したことを写真部の顧問の先生に告げられた。
嬉しかった。
そしてそれと同時にまた涙が出そうになった。
でも泣かない。
あたしは残りの翔との日々を大事にするんだ。
「出発は、ホームステイ先の都合で文化祭のすぐ後だから、早めに準備終わらせときなさい」
「はーい」
あたしは先生に笑顔を見せて、職員室を出た。
最後の文化祭を楽しんで、あたしは翔と一生会わない。
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