「柏木先輩にも、新とかいう奴にも嫌われればいいんだよ。それでほんとに俺のもんになって」 「…っ…」 俺は先輩の目をしっかり見てから、屋上をあとにした。 あーもう。 あんなふうに傷つけるようなこと言いたいわけじゃねぇ。 でも、俺の独占欲が俺の体を勝手に動かす。 止められない。