「…陽向、羨ましいを通り越して…ずりぃ……」



「真白ちゃんっ！天使！」




みんなの視線がこっちに集まってるのがわかる。



でも、陽向ちゃんとなら恥ずかしくない。



なんでだろ…？




「まあ気を取り直して次！新！」



「…げっ…」



「げっとか言ってんじゃねーぞ？お前、いつもタメ口かましやがってよ？」




本当に嫌そうな顔をして、新くんは会長の前にとぼとぼ歩いていく。



その姿はなんだかいつもの新くんじゃないみたい。