そして、葛城会長が、みんなを見渡して何かを考え始めた。
打ち合わせって、なにをするんだろ…?
あたしは何もわかんなくて次は会長をじっと見つめていると、目があった。
「…!じゃあとりあえず、姫がお手本見せてよ」
「…?」
「俺に、好きって言ってみ?」
…?!
…ま、ま、待って!
…あたしが先輩に告白しろってこと?!
無理だよっ…しーちゃんそういうの苦手なんだもん…。
恥ずかしいだけだよ〜…。
「…えっと…」
あたしが戸惑っていると、目の前が急に真っ暗になった。
ちょっとしたパニック状態になっていると、今の上から声がする。
「会長、こいつそういうの言えないタイプなんすよ。俺以外には」
「「…?!」」
…あれ?これって陽向ちゃんの声…今日来れないんじゃなかったの…?

