「…無理だよ」 「?」 「……アオハルにはみんな入りたいんだよ…もう定員に達したって楓さんが…」 …ま、まじかよ。 俺の完璧な計画どうなるんだよ…。 「…大丈夫だよ!翔!あたし楽しんでくるね!それじゃ!」 さっきまで甘えてきてたあの人はどこへやら。 もう今、あの人の頭の中はあのクソゴリラのことだけ…。 あの人、楓に憧れてるらしいし…はぁ、あんなゴリラのくせに先輩に好かれるとかずりぃ。 俺は先輩嬉しそうに出ていった方のドアをそのままみていた。