水道の蛇口から滴る水の音。
外の静かな雨音。
散らかった部屋。
カチカチと時を刻む時計。

床に倒れ込んで起きる事すらできずにいる私
貴方の甘い香りが鼻をくすぐる。
背を向けたまま煙草をくわえてる貴方
煙草の火を消し私の方へ向かってくる。

「好きだよ。お前だけを愛してる。
 だから、俺を悲しませる事はもうしないで。お願い。」

そんな言葉を私に言うから
ほらね?
また貴方を許し依存していくの。