唯理さんのケータイにシャルからメッセージが届いた。
「藤田、用事があるから先に帰るって。 荷物は片付けてわもかちゃんの部屋に置いてあるって」
「うん。唯理さん、ありがとう。シャルにもありがとうって伝えて」
「オッケー。藤田もついてこればよかったのにね 」
「そんな、シャルにまで迷惑かけられないよ。唯理さんもごめんね。私、ワガママで」
「そんなことないよ」
二人で並んで駅のベンチにすわっていると目の前に緑色のレトロな電車がホームに滑り込んでくる。
「唯理さん。………もう一つワガママを言ってもいい?」
電車から幾人かの乗客をホームに下ろして走り去っていく。
「いいよ。わもかちゃんのためなら何でもするよ」
夏の陽射しを乱反射させている海が唯理さんの笑顔をまぶしくさせる。
「———お願い。私を遠くへ連れてって」
「藤田、用事があるから先に帰るって。 荷物は片付けてわもかちゃんの部屋に置いてあるって」
「うん。唯理さん、ありがとう。シャルにもありがとうって伝えて」
「オッケー。藤田もついてこればよかったのにね 」
「そんな、シャルにまで迷惑かけられないよ。唯理さんもごめんね。私、ワガママで」
「そんなことないよ」
二人で並んで駅のベンチにすわっていると目の前に緑色のレトロな電車がホームに滑り込んでくる。
「唯理さん。………もう一つワガママを言ってもいい?」
電車から幾人かの乗客をホームに下ろして走り去っていく。
「いいよ。わもかちゃんのためなら何でもするよ」
夏の陽射しを乱反射させている海が唯理さんの笑顔をまぶしくさせる。
「———お願い。私を遠くへ連れてって」


